世界大会中止のお知らせ
このたび来る2021年10月開催を予定していた第15回船越義珍杯・世界空手道選手権大会の中止を決定いたしました。
昨年1月より全世界で感染拡大した新型コロナウイルス感染症は今もなお猛威を振るい、多くの人々の生命を脅かし、あらゆる活動に打撃を与えています。世界大会開催国である日本も例外ではなく、東京を中心に10地域に緊急事態宣言が出され、医療機関が崩壊寸前です。海外からの入国制限はより厳しくなり、制限解除のめどは立っておりません。
このような状況下、稽古環境が整う見込みが立たないことをはじめ多くの不確定要素を抱えたまま大会を開催することは賢明ではないと判断しました。
選手にとって世界大会は3年に一度の限られたチャンスであり、試合に出られない無念さは察して余りあります。主催者としても苦渋の選択であったことをご理解ください。
ワクチンが行き渡り、新薬、治療法も進歩して、また日常を取り戻せる日はそう遠くないと聞いています。苦しいときこそ、空手道で培った不屈の精神を発揮し、JKAファミリーが力を合わせてこの難局を乗り越えましょう。一日も早い収束と皆様との再会を願っています。