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年頭挨拶  

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年頭挨拶

日本空手協会会長 草原克豪

 

会員の皆様、明けましておめでとうございます。令和の御代になって初めての正月を迎えたことになります。令和とは、政府の説明によれば英語で「ビューティフルハーモニー」という意味だそうですが、今年こそはそれに相応しい平穏な年になってほしいと願わずにはいられません。

本年は東京オリンピック・パラリンピックが開催される大事な年です。8月6日〜8日には、空手が正式の競技種目として登場し、三日間にわたり日本武道館において熱戦が繰り広げられることになっています。日本空手協会は全日本空手道連盟の協力団体として引き続き大会成功に向けて協力してまいります。

また本年は、日本空手協会の事業として、例年開催している各種の全国大会に加えて、6年ぶりに日本で船越義珍杯世界大会を開催することになりました。群馬県本部のご協力をいただいて、10月23日〜25日の三日間にわたり高崎市高崎アリーナで実施することにしています。今回で15回目となりますが、日本空手協会の伝統である「極めによる一本勝負」の世界大会として是非とも成功させなければなりません。

日本空手協会の空手は、生涯武道として「基本」「組手」「形」の三位一体の鍛錬を通し人格完成を目指す武道空手です。私たちはこの伝統を守りながら、技術面だけでなく、精神面や文化面を含めた武道文化としての空手道の指導・普及を通じて、有為な人材を育成し、社会に貢献してまいります。そのためには会員の一人一人が「何のために空手をやるのか」を問い直しながら、正しい空手を身につけ、それを後進に伝えていくことが重要になってきます。

令和の新年を迎えて決意も新たにし、会員の一致団結のもと、昨年の流行語ともなった「ワンチーム」として空手道普及および指導に取り組んでまいりますので、皆様のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

公益社団法人日本空手協会は内閣府認定の公益法人として品格ある青少年育成につとめております。
当会主催の全国大会には、内閣総理大臣杯、及び文部科学大臣杯が授与されております。