中山 正敏 初代首席師範
空手道とは 勝敗を究極の目的とする武術ではなく、有形無形の試練を乗り越え、 錬磨の汗の中から人格完成を図ろうとするものである。 徒手空拳、手と脚を組織的に鍛練して、あたかも武器のような威力を発揮させ、 その一突一蹴、よく不時の敵を制する護身術である。 四肢五体を、前後・左右・上下に均等に動かし、なおかつ屈伸・跳躍平衡などの あらゆる動作に習熱する身体運動である。 意志力により、よく制御された技を使用し、的確に目標をとらえ、瞬時、最大の 衝撃力を爆発させて技を競いあう格技である。(目標を人体急所の寸前に仮定する)
経歴
大正2年
山口県に生まれる。
昭和7年
拓殖大学に入学。
昭和12年
北京大東学舎留学生(21年5月引揚)
昭和23年
日本空手協会設立。
昭和33年
社団法人日本空手協会首席師範
昭和62年
74歳で逝去される。