船越義珍空手道本土普及100周年記念祭(義珍フェス)のご報告
去る令和6年11月2日・3日、沖縄県において「船越義珍空手道本土普及100周年記念祭」が沖縄県と公益社団法人日本空手協会の共同開催で盛大に行われました。国内外から約200名の空手家が集い、初日はシンポジウム、記念式典、千本突き、パーティー、翌日は協会、沖縄四大流派、古武道のセミナーを熱心に学びました。
この記念行事には二つの重要な意義がありました。
一つは船越義珍最高師範の功績を公式に沖縄県に認めてもらい、沖縄空手史にその名を刻むこと。この度、沖縄県伝統空手振興会(沖縄県空手振興課)より船越義珍最高師範に「特別功労賞」が贈られました。私たち松濤門下生の想いが沖縄県に届いた瞬間でした。
もう一つは沖縄空手と本土の空手を結ぶ架け橋作りです。互いの文化交流、技術交流を通して「空手道」を世界に普及発展していくため、信頼関係の構築に奔走しました。
今後はこのご縁を大切にして技術交流を重ね、源流を探求しながら歴史資料を編纂し、資料展示室を作成する予定です。
泉屋 誠三